Fanaticsは、予測市場事業の拡大に伴い、BGC Groupから連邦規制取引所およびクリアリング機関を買収した。これにより、同社は独自の予測市場インフラを掌握し、取引の開設および決済を自社で行うことが可能となる。
米国のスポーツ企業であるFanaticsは、選挙やインフレ、スポーツなど様々なイベントに関連した取引が急増する中、金融分野の予測市場に本格参入する意向を示している。月曜日の発表によると、FanaticsはBGC GroupよりWater Street LabsおよびCX Clearinghouseを取得し、連邦規制取引所とクリアリング機関の所有権を獲得した。取引条件の詳細は公開されていない。
今回の買収により、Fanaticsは契約の上場や清算を自社で実施できる体制を整え、商品提供および新市場の立ち上げ速度に対するコントロールを強化する。さらに、FanaticsとBGCは予測市場の活動データと伝統的な金融データを組み合わせた新しい市場データ商品の共同開発を予定している。
予測市場は、CFTC規制の取引所Kalshiやブロックチェーンを基盤とするPolymarketの存在により、金融分野の中で急速に成長している領域の一つとなっている。暗号資産に強みを持つ企業もこの分野の普及を後押ししている。Coinbase(COIN)はKalshiと連携し、全米50州のユーザーに予測市場を提供しており、Robinhood(HOOD)も同取引所を通じてイベント契約の提供を開始している。
こうした状況の中、Fanaticsは自社の大規模なスポーツファン層を活用し、予測市場をより幅広い消費者層へ拡大すると見込んでいる。同社のMarketsプラットフォームは2024年後半にローンチ予定で、現在は23州と4つの米国領土でサービスが利用可能だ。
また、スポーツブック運営企業も予測市場への進出を積極的に進めており、DraftKingsは昨年末に独自のプラットフォーム立ち上げを発表している。
