暗号資産業界と銀行業界の関係者は今週、改訂されたステーブルコインの利回りに関する妥協案の文言を確認している。
事情に詳しい3人の関係者がCoinDeskに語ったところによると、暗号資産業界および銀行業界の代表者らは木曜日と金曜日に立法スタッフと会合を開き、市場構造法案に盛り込まれるステーブルコインの利回り条項について改訂された妥協案の文言を確認している。
業界代表者らは先週、アンジェラ・アルソブルックス上院議員(民主党・メリーランド州)とトム・ティリス上院議員(共和党・ノースカロライナ州)が主導した妥協案の文言を初めて確認した。当時の提案では、単純にステーブルコイン残高を保有しているだけで得られる利回りは禁止する一方、企業が活動に基づいて支払う利回りは認めていた。しかし、暗号資産業界側はその文言にいくつかの問題を感じていた。
これらの会合が木曜日早朝に行われていることは、最初にPoliticoが報じている。
当初、この妥協案の文言は今週公表される見込みだったが、現在はその可能性が低くなっている。水曜日にはCrypto in Americaが文言公表の延期を最初に報じている。
事情に詳しいある関係者は今週初め、文言の一部についてなお交渉が続いているとCoinDeskに語った。また別の関係者は先週後半、暗号資産業界が求めている変更は、利回りの扱いを大きく変えるものではなく、主に詳細を明確にする技術的な修正であると述べている。
記事執筆時点では、実際にどのような変更が加えられたのか、またその文言がいつ一般公開されるかは明らかになっていない。
シンシア・ラミス上院議員(共和党・ワイオミング州)は先月、4月後半にマークアップ公聴会が開かれる見通しであると述べていた。マークアップ公聴会では議員が法案や修正案を議論し、その法案を上院本会議に進めるかどうか採決する。上院銀行委員会の規則では、公聴会の少なくとも48時間前までに法案が公表されている必要がある。
ステーブルコインの利回りと報酬は、市場構造法案の成立を遅らせている最も顕著な論点であるが、ほかにも未解決の懸念が残っている。具体的には、分散型金融(DeFi)が法案でどのように定義・規制されるのか、さらにはドナルド・トランプ米大統領の家族が関与するさまざまな暗号資産プロジェクトについて法案がどのように扱うのかが含まれている。
