ビットコインは2週間ぶりに63,000ドルを超え、暗号資産市場の穏やかな反発のなかで6月末に記録した下落を一転回復した。
CoinDeskのデータによると、米国時間土曜日の午前中にビットコインは63,000ドルを上回り、24時間で1.4%、週足では3.6%上昇、2週間ぶりの高値を付けて6月末の下落分を完全に取り戻した。
当日の主要通貨の中ではXRPが先導し、5.3%上昇の1.18ドルに達し、週間では約10%の上昇を記録した。この動きによりXRPの時価総額は約730億ドルとなり、USDCステーブルコインを抜いて時価総額5位に躍進した。
この上昇は、XRP保有者の平均的な損失が過去最大となっているオンチェーンデータと連動しており、これが一部トレーダーによる逆張り買いの“洗い出し”局面を示しているとみられる。イーサリアムは24時間で3.2%上昇し約1,793ドルとなり、週間では11.5%の上昇を記録、ドージコインは2.6%上昇、ソラナは82.50ドル付近を維持し週間で13.2%の上昇を見せた。
今回の急騰は、より好意的なマクロ環境を背景にした一週間の流れを受けてのものである。連邦準備制度理事会のKevin Warsh元議長によるインフレリスクの低下に関する発言、6月の軟調な雇用報告、そして弱気トレーダーへの締め付けが重なり、ビットコインは5営業日で60,000ドル割れから63,000ドル超えへと値を戻した。
なお、土曜日は米国市場が独立記念日の休日で休場だったため、取引は薄く流動性が低い状況が値動きを両方向に拡大させた。
ビットコインは21か月ぶりの安値で第3四半期を迎えたものの、6月末の下落分を回復した形となった。今後の勢いが持続するかどうかは、近日中に発表される米国のインフレ指標と、米国の取引デスクが休暇明けに買いを継続できるかにかかっている。
