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フィデリティ、ステーブルコイン準備資産管理分野でウォール街の競争に参入

フィデリティ・インベストメンツは、急成長を続けるデジタル資産の一分野であるステーブルコインの裏付け資産である準備資産の管理に参入する最新のウォール街企業となった。

同社は、先週施行されたGENIUS法に基づく準備資産要件に準拠し、ステーブルコイン発行者や機関投資家向けに設計されたマネーマーケットファンド「Fidelity Reserves Digital Fund」を木曜日に開始した。

この展開は、ステート・ストリートが同様の「State Street Stablecoin Reserves Money Market Fund」を発表した直後のものであり、伝統的な金融機関がステーブルコイン市場で数兆ドル規模に拡大する可能性を見据え、激しい競争を繰り広げていることを示している。

ドルなどに連動するデジタルトークンのステーブルコイン市場は約3,200億ドルに成長し、取引や決済、クロスボーダー送金で幅広く使われている。業界の予測によれば、機関投資家の採用拡大に伴い2030年までに市場規模は1.9兆ドルから最大4兆ドルにまで拡大する見込みだ。

この成長により、高い流動性を持つ準備資産のプールの整備が求められている。

昨年成立したGENIUS法は、米国における決済用ステーブルコインの連邦規制枠組みを初めて確立し、現金や短期国債、特定の政府系マネーマーケットファンドでの準備金保有を発行者に義務付けている。

この規制により、伝統的な資産運用会社はステーブルコイン発行者向けに準備資産を管理しつつ利回りを提供するための規制対応投資商品を展開する機会が生まれた。

フィデリティのファンドは、93日以内の満期を持つ米国財務省短期証券や国債、現金、財務省を担保とする翌日物レポ契約、その他法令に準拠する政府系マネーマーケットファンドに投資する。

フィデリティの固定収入部門責任者ロビン・フォーリーは声明で、「当社は固定収入およびマネーマーケット分野で長年の実績を有しており、GENIUS法に準拠したステーブルコイン発行者向けマネーマーケットファンドを提供する上で独自のポジションにある」と述べた。

フィデリティの今回の発表は準備資産管理に特化しているが、一方でステート・ストリートはアンカレッジ・デジタルなどの暗号資産企業と連携し、オンチェーン流動性管理向け製品を通じてトークン化金融への幅広い対応の一環として同ファンドの開設を位置付けている。

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