Stablecoinの利回りインフラプロジェクトであるOseroは、Sky Ecosystemが主導しPlasmaが共同リードした資金調達ラウンドで1350万ドルの調達に成功した。今回のラウンドには、StablewatchやSoter Labsのほか、USDT0、Maple、Accountable、Four Pillars、RedStone、The Rollup、Kairos Researchなどのエンジェル投資家も参加した。
DeFiLlamaのデータによると、ステーブルコインの時価総額は3000億ドルを超えているが、その担保資産から得られる利回りの多くは発行者であるCircleやTetherに還元されており、保有者には直接的なリターンがない状況だ。また、フィンテック企業にとっては自己資産を管理することなくステーブルコインの貯蓄商品を提供する手段が限られている。
Oseroはこの課題に対し、3つの製品を提供する。ウォレットやネオバンク、カストディアン、取引所がSky Savings Rateを自社インターフェースに組み込める「Osero Earn」、ユーザーがチェーン間で直接金利にアクセスできる「Osero App」、そして資産運用者や構造化商品発行者がオンチェーンで利回り商品を展開可能な「Osero Foundry」である。
同社によれば、「Osero Earn」は約10行のコードで統合可能で、入金はSky Savings Rateに振り向けられる。基盤となる資産運用やルーティング、リスク管理インフラはOseroが担当する。
さらに、「Osero Foundry」はアンカーファンディング、スワップ流動性、貸付流動性向けに最大25億ドルの配分能力を提供し、各展開はバーゼルIIIに着想を得たリスク評価プロセスを経る予定だ。
今回の1350万ドルの調達資金は、Oseroの最初のFoundry配分に必要な資本要件に充てられ、Sky Protocolの評価プロセスに沿ったリスクフレームワークで最初の展開群の引受に使用される。
かつてMakerDAOとして知られていたSkyは、USDSおよびsUSDSを対象にバランスシートと配布ネットワークの拡大を進めている。昨年にはS&PからDeFiプロトコルとして初めて信用格付けB-を取得している。
また、Sky支援プロジェクトは利回りを生む現実資産(RWA)製品にも進出しており、Obexは3月に信用、エネルギー、AI資産へ10億ドルを分散投資してステーブルコイン利回りの拡大を目指すと発表した。
今回の資金調達を共同リードしたPlasmaはステーブルコインに特化したブロックチェーンを構築しており、同社のトークンセールは昨年、3億7300万ドルを超える応募を集めている。
