Consensus Miamiでは過密な一週間となり、暗号資産を巡る多様な政策議論が展開された。
ホワイトハウスの顧問であるPatrick Witt氏は、Clarity Actが7月4日までに法制化される可能性を示唆する一方で、上院議員のKirsten Gillibrand氏は市場構造法案に倫理規定の導入を促している。2026年開催のConsensus Miamiは、予測市場の役割を巡る活発な討論で幕を閉じ、初のフロリダ州開催では他にも多くの注目すべき動きが見られた。
アメリカ独立記念日を目前にした動き
ホワイトハウスのデジタル資産評議会執行責任者Patrick Witt氏は、今週のConsensus MiamiにてDonald Trump大統領がClarity Actに署名し、7月4日までに法制化される可能性があると述べた。このスケジュールは同法案が今月委員会で審議入りすることが極めて高い見通しとされること、上院にて銀行関連法案と農業法案の統合が理論上可能であること、下院との調整もまた理論上可能であること、そして下院での投票と最終的に大統領の署名という流れを前提としている。
Witt氏以外にも、Consensus Miamiではさまざまな業界関係者や政策担当者の声を聴くことができた。
この動きが重要な理由
このニュースレターを数週間以上お読みいただいている方はご存じの通り、Clarity Actはここ数カ月の間に重要な話題となっている。実現すれば次の課題へ進むことも可能になるだろうし、そうでない場合もあり得る。しかしここ数週間で勢いが増しているのは確かであり、その意義が近いうちに明らかになると考えられる。
詳細な議論の内容
今年のConsensusでは、Clarity Actに必要とされる事項(上院議員Kirsten Gillibrand氏による倫理規定の導入など)から、予測市場がギャンブルに該当するか否かに至るまで、議員や政策立案者、法律専門家による意見交換が活発に行われた。結論は未出ながらも非常に優れた議論が交わされた。
主な話題は以下の通りである。
- AaveがKelpDAOの不正利用を受けて担保と上場基準を拡大予定
- CZ(Changpeng Zhao)がBinance.USの再開を示唆し、米国ユーザーに対して世界的な暗号資産の流動性を提供へ
- Tetherの幹部が2026年の中間選挙が暗号資産業界に『地殻変動的な影響』を及ぼす可能性を警告
- ステーブルコインは“許可証”を取得したものの、今後の課題はなお多い
- Donald Trump Jr.がWorld Liberty Financialの崩壊説を否定
- ウォール街の清算機関は企業アクションのトークン化に向け、「高性能」なブロックチェーンを模索中
- ホワイトハウス顧問は「数週間以内」に米国のビットコインリザーブに関する最新情報を発表予定
また、CoinDeskは2024年4月21日から27日にかけて登録有権者を対象に実施した調査結果を発表した。2026年の中間選挙を控え、有権者は経済や医療といった他の課題に比べて暗号資産への関心は低いことが明らかとなった。これは驚くべき結果ではないだろう。
一方で、有権者は政府高官が暗号資産ビジネスに関与することを望んでおらず、多数がDonald Trump政権による暗号資産監督に不安を抱いていると回答した。ただし、Trump氏およびその家族がWorld Liberty Financialの共同創設者であることを認識している有権者は17%にとどまった。また、有権者の大半は金融サービスの提供者として暗号資産プロジェクトよりも銀行支持の意向を示していることも明らかとなった。
