
トレンドラインはチャートを利用したテクニカル分析をするために必要不可欠な指標です。とはいえ、引き方に迷う部分も多いので正しい引き方をしっかり覚えておきましょう。今回はトレンドラインの引き方やブレイクした場合の動きを紹介します。
トレンドラインとは-FXや株チャート分析必須ツールを解説
トレンドラインとは、テクニカル分析によく使われる指標の1つでさまざまな種類があります。また、トレンドラインはサポートラインやレジスタンスラインとして機能することもあるのでしっかり覚えておきましょう。
FXや仮想通貨、株やバイナリーオプションなどさまざまな金融商品に投資するのに役立つ指標です。トレンドラインの引き方や見方、相場予想の方法をしっかりチェックしておきましょう。
トレンドラインの理想的な角度

トレンドラインは相場の状況に応じてさまざまな角度のラインが出現します。いずれも多くのトレーダーが参考にする重要なラインですが、特に理想的なトレンドラインの角度は以下のとおりです。
■理想的なトレンドラインの角度
下降トレンドライン・上昇トレンドライン共に約45°
前述のように45°程度のラインが理想的なトレンドラインといわれています。もし、チャート上にこのようなトレンドラインが出現することがあったらより注意してチェックしてみてください。
とはいえ、別の角度のラインでも軽視せずにしっかりチャートの動きと合わせてチェックすることをオススメします。
トレンドラインとチャネルラインの違い

チャートを分析するときは、トレンドラインと合わせてチャネルラインというものを引くことがあります。この2つは勘違いしやすいものの、引き方が違うので注意してください。
トレンドラインとチャネルラインの違いは次の通りです。
■上昇トレンド時
トレンドライン: 目立った下値同士を結んで引くライン
チャネルライン: 上昇トレンド中の上値同士を結んで引くライン
■下降トレンド時
トレンドライン: 目立った上値同士を結んで引くライン
チャネルライン: 下降トレンド中の下値同士を結んで引くライン
このように、上値に注目するか下値に注目するかが異なっています。相場は基本的にトレンドラインとチャネルラインの間で動くことが多いので、どちらかのラインが機能しなくなった時はトレンドの転換点と判断できるかもしれません。
基本的にトレンドラインとチャネルラインは平行になるものの、相場の状況によっては多少ずれることもあります。
トレンドラインの引き方-起点の定め方やヒゲの扱いについて
続いてトレンドラインを引く際に気になるポイントを詳しく見ていきます。どこからどのように引けばいいのか、どこに注目すればいいのか気になっている人は必見です!
トレンドラインに正しい引き方という一つの答えはない
トレンドラインを引く際に最も重要なポイントとして「絶対に正しい引き方はない」ということを覚えておいてください。
相場は生き物なので刻々と変化し、その都度どのようにラインを引くかが異なります。場合によっては全然機能せずに相場が転換することもあるので注意が必要です。
トレンドラインの起点の定め方
実際にチャート上にトレンドラインを引く場合、以下のポイントをチェックして起点を定めてください。

下降トレンドラインは最高値、上昇トレンドラインは最高値を起点とする
レンジ相場の場合はトレンド相場に移行したときを起点とする
トレンドの勢いが変わったら勢いが変わった時点を起点に引き直す
まずはこれらのポイントをしっかり押さえておきましょう。特に、一度ラインを引いても状況が変わったら、起点を修正してしっかり引き直すようにしましょう。しっかり引き直さないと全く機能しないことが多いので十分に注意してください。
トレンドラインはヒゲと実体のどちらに結ぶべきかについて
トレンドラインを引く場合、ローソク足の実体とヒゲのどちらに注目するかに迷ってしまうかもしれません。しかし、どちらに引けば正解というような基準はありません。
そのため、自分なりのルールを定めて引くようにするのがオススメです。よくあるルールは次の通りです。

・現物は実体のみ、先物はヒゲを含む
・綺麗にラインを引ける方に注目する
・実体を基本にしつつ場合によってヒゲを含む
トレーダーにもさまざまな人がいるので、実体に注目してトレードしている人もいればヒゲに注目している人もいるでしょう。
これによって、どちらに注目するのが正解とはいえなくなっています。そのため、自分なりにトレンドラインを引くルールを定めてそれに従って引いてみてください。
このチャートでヒゲと実体のそれぞれに注目した場合に引けるラインは画像の通りです。多少の差が出るため、自分のルールを定めて引くのが大切といえるでしょう。
トレンドラインの引き方のポイント
そのほか、いくつかトレンドラインを引く際のポイントがあるので簡単に見ておきましょう。
・下降トレンドラインは直近の安値を、上昇トレンドラインは直近の高値を更新してから引く
・複数のトレンドラインを引いて両方に注目する
トレンドラインを引く際は直近の安値や高値を更新してから注目できる上値や下値を結んで引くのがオススメです。
更新する前に引いてしまうとちょっとしたブレをトレンドと判断してしまう可能性があり、精度に問題が出ることがあるでしょう。したがって、価格を更新したことを確認してから引いてより精度の高いトレードをしていきましょう。
また、トレンドの勢いが変わった場合でも一時的な動きな場合があるので、引き直すと共に以前引いたトレンドラインを残しておき、2つのラインを見るようにするのもいいかもしれません。
トレンドラインを自動表示するインジケーター
世の中に出回っているチャートツールにはトレンドラインを自動で表示してくれるインジケータが備わっているものがあります。これらのツールを利用すると、よりトレンドラインがわかりやすくなるでしょう。
特に初心者にとってはラインの引き方がわかるようになるので、ツールの利用がオススメです。
有名な自動トレンドライン生成ツールには00-Linemanというものがあります。
トレンドラインに達すると自動でアラートが鳴るツール
他にもトレンドラインに達するとアラートで教えてくれるツールもあるため、こちらもトレードに役立つでしょう。
有名なトレーディングツール「MT4」にインストールするツールを紹介します。ツールの名前はHT ALERT LINEです。主な使い方は以下の通りなので、ぜひ参考にしてください。
1. 公式サイトからHT ALERT LINEをダウンロードする
2. MT4を起動する
3. ファイルから「データフォルダを開く」を選んでクリックする
4. MQL4フォルダを開く
5. Indicatorsフォルダを開く
6. ダウンロードしたファイルをコピペでフォルダ内に移動させる
7. MT4を再起動する
手順を覚えてしまえば簡単にインストールできるので、トレンドラインに到達したらアラートで教えてほしい人はぜひ参考にしてください。
MT4でのトレンドラインの引き方-水平に引く方法
前述のアラートを使うためにはMT4のチャート上にトレンドラインを引いておく必要があります。MT4でトレンドラインを引く手順は次の通りです。
- MT4を起動して必要な通貨ペアのチャートを表示させる
2. トレンドラインのアイコンをクリックする
3. 起点となる位置をクリックする
4. ドラッグしてラインを表示させる
これだけでトレンドラインをチャート上に表示させることができるので、ぜひ使ってみてください。
トレンドラインを使ったトレード手法・分析法
最後にトレンドラインを使ったトレード手法について見ておきましょう。トレンドラインはさまざまなトレード手法に活用されるので、ぜひ参考にしてください。
トレンドラインを活用してエントリーポイントを探す

最もオーソドックスな活用方法は「エントリーポイント探し」です。よく使われるタイミングは次の通りです。
■エントリーのタイミング
トレンドラインにタッチした瞬間
この2つのタイミングはよく使われるので、しっかり覚えておきましょう。トレンドラインが引けた場合、次にタッチした瞬間にエントリーするのがいいでしょう。
もし、トレンドラインにタッチした瞬間にエントリーしたものの、その後ブレイクしてトレンドが転換してしまった場合は損失が広がる前にストップロスをすることを検討してください。
この画像のチャートの場合、Bのポイントを過ぎて高値を更新した時点でトレンドラインを引くことができます。そのため、次にトレンドラインにタッチした瞬間にエントリーしましょう。
トレンドラインをブレイクした場合のエントリー方法
トレンドラインはブレイクした瞬間にエントリーするためにも利用できます。この場合はブレイクを確認し、トレンドが転換したら転換後のトレンドの方向にポジションを持ちましょう。
トレンドラインは水平線との併用がおすすめ

トレンドラインを利用する場合は、サポートラインやレジスタンスラインなどの水平線を併用するのがオススメです。
サポートラインやレジスタンスラインは価格がどこで反発するかを予想したり、トライアングルなどを利用して相場の転換点を見つけるのに使えるでしょう。
このように水平ラインを利用すればより詳しくチャートを分析できるので、活用してみましょう。
上記の画像のチャートの場合の注目ポイントは次の通りです。
- トレンドラインとレジスタンスラインを引く
2. トライアングルになっていることに気づく
3. 下値が切り上がっているため、レジスタンスラインをブレイクしそうだと判断できる
以上のことから引き続き価格があがるのではないかと予想できます。したがって、トレンドラインにタッチした瞬間に買うのがオススメといえるでしょう。
もちろん、100%上昇するとは限らないので予想外の動きをしないかどうかにはしっかり注意しておきましょう。
何分足かによってトレンドラインの重要度が決まる
トレンドラインはトレードする上で重要度が高いものですが、ローソク足の時間によって重要度が異なります。
1分足や5分足などの短時間チャートより、4時間足や日足などの中~長時間のチャートの方が機能しやすいといえるでしょう。そのため、仮想通貨を中~長期で行う場合やガチホしておきたい場合には特に役立つでしょう。
とはいえ、短時間足でも全く効果が無いわけではないので、トレードの参考に利用しましょう。
トレンドラインとオシレーターを活用する見方
トレンドラインと別の指標を併用すればよりトレードの勝率を上げられるでしょう。その中でも特に使いやすいのが移動平均線(Moving Average)です。
主な使い方は次の通りです。

1. 上昇トレンド継続中
2. トレンドラインを引く
3. 移動平均線を見る
4. 5日移動平均線・25日移動平均線はトレンドラインの上にある
5. 上昇トレンドが継続すると判断できる
このような判断をすることもできるでしょう。また、ゴールデンクロスやデッドクロスが出現している場合はそちらを合わせて判断材料にできます。
移動平均線はトレンドラインと合わせてトレンドの方向と継続性を判断する材料につかえるので、積極的に活用してみましょう。
お金をかけずにトレンドラインを引く練習

トレンドラインを学ぶためには実際にチャート上に引き、その後相場がどのように動くかに注目するのがいいでしょう。
お金を掛けずともTrading Viewなどのチャートツールを使えばラインを引いてチャートを分析できるので、いろいろ試してみてください。
また、過去のチャートを利用してトレンドラインを引いてみて分析・予想したあとに実際のチャートの動きをチェックし、どのように動いたかを見てみるのもいいでしょう。
うまく考えればさまざまな練習方法があるので、ぜひいろいろ試してみてください。
トレンドラインはトレードに役立つ指標!有効活用してみよう

今回はトレンドラインについて詳しく見ていきました。トレンドラインは他の指標と合わせて使うことによってトレードの勝率を上げられる指標です。
仮想通貨投資をする上でも非常に重要な指標の1つなので、ぜひ使ってみてください。うまく使えるようになればきっとトレードが楽しくなることでしょう。
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