Cardano創設者のCharles Hoskinson氏は、自身のブロックチェーン向けに新たなプログラミング言語を開発していることを明かした。この言語は、ユーザーのトランザクション意図と暗号学的証明の組み合わせを可能にする、初めての言語になるという。
Hoskinson氏は日曜日にX上で、「私は個人的にCardano向けのプログラミング言語を開発している」と投稿し、Input Output Globalのソフトウェアエンジニアであり、Cardano主要スマートコントラクト言語の一つであるAikenの共同開発者Lucas Rosa氏と共に取り組んでいると付け加えた。
ネットワークがこれほど大きくなった段階でも、このような開発に創設者自ら携わる例は稀であり、Hoskinson氏は多数のエンジニアを率いる企業のトップでありながら、将来的なCardanoアプリの基盤となり得るツールの自作を選択している。
新言語は、トランザクション意図(intent)、proof-carrying data、Groth16 proofsの三つの技術をサポートする予定だ。
intent機能を用いることで、ユーザーは自身の意図を伝え、具体的な手順はアプリ側に委ねられる。例えばトレーダーは、詳細な過程を指定することなく、最終価格が所定条件を満たした場合に特定のトークンの交換を要求できる。
proof-carrying dataは、ある情報に対し暗号学的証明を付与することで、その情報が特定のルールに適合していることを示す手法である。この証明を用いることで、他のアプリは該当計算をやり直すことなく認証が可能となる。
Groth16は広く使用される証明システムで、高速な検証ができる小さな証明を生成する。この証明は、条件達成を示しつつも、達成に用いられた個人データを開示しない特徴がある。
これらを組み合わせることで、開発者は複雑な条件の取引調整や検証済み情報のサービス間連携が可能なアプリを構築できる。最終的にCardanoネットワークは、小さな証明を検証する役割を担う。
なお、Cardanoの開発者は既にHaskellを基盤とするプログラミング言語Plutusや、Aikenを用いてスマートコントラクトを作成している。Hoskinson氏の率いるInput Output Globalは、プライバシー重視ブロックチェーンMidnight向けに、機密データ対応の独自言語Compactも開発している。
一方でHoskinson氏は、新言語の名称や仕様、公開時期についてはまだ公表していない。
