ホワイトハウスでの会合にて、トランプ米大統領は商品先物取引委員会(CFTC)の議長マイク・セリグ氏がHyperliquidの米国内導入に向け、連邦規制の枠組みのもと尽力していると述べた。
HyperliquidのトークンであるHYPEは水曜日、トランプ大統領の発言を受けて11%の値上がりを見せた。トランプ氏は「CFTC議長のマイク・セリグ氏は、Hyperliquidを完全にコンプライアンスを順守した合法的な形で米国内に導入するために懸命に取り組んでいると認識している」と語った。
同発言は、Coinbase(COIN)CEOのブライアン・アームストロング氏、Ripple CEOのブラッド・ガーリングハウス氏、Robinhood CEOのブラッド・テネフ氏ら暗号資産・テクノロジー業界の幹部が出席したホワイトハウス主催のイベントで行われ、NASDAQやインターコンチネンタル取引所のリーダーも出席していた。
Hyperliquidは資産を保有せずに価格に賭けることが可能な永久先物「perps」を特徴とするブロックチェーンベースの取引所である。従来の先物取引と異なり契約に満期日がなく、トレーダーは暗号資産ウォレットを直接プラットフォームに接続して取引を行う。
今年初めのHyperliquidの成長は、これまで海外暗号取引所が主導してきた永久先物の人気に再び注目を集めた。同時に、米国内の取引所もこのビジネスに関心を寄せている。
CFTCは2025年4月にCoinbase Derivativesに対し、永久スタイルのビットコイン及びイーサリアムの先物取引の提供を認可し、同年7月に取引開始を予定している。また、予測市場を運営するKalshiも同様の商品提供が認められている。これにより他の米国取引所も市場参入を進めており、米国トレーダーが従来は主に海外プラットフォームに依存していた商品取引の選択肢が増加している。
しかし、Hyperliquid自体を米国内に拠点化することは別問題である。米国のデリバティブ取引所は登録や顧客保護、市場監視に関する厳格な規制を受けており、多くの暗号プラットフォームがこれらの規制対応のために米国顧客への直接サービス提供を制限されている。
トランプ氏は、米国内版Hyperliquidの具体的な形態や必要な規制承認については言及していない。彼の発言はCFTCが既に同取引所を承認したことを示すものではないものの、同機関が永久先物の主要な暗号取引プラットフォームの一つを米国の規制体制下で運営可能か検討していることを示唆している。
